学会参加報告

参加学会名

第21回 日本褥瘡学会学術集会

参加者

4階病棟 鈴木多美恵

参加した感想

2019年8月23日(金)~24日(土)に国立京都国際会館(京都市)にて開催された第21回日本褥瘡学会学術集会に参加してきました。基調講演、シンポジウム、口演発表、ポスター発表など多くのプログラムがあり、医療関連圧迫創傷の発生箇所、各施設・病院での対応方法の紹介・発表があり数時間での圧迫で皮膚創傷が発生する事、弾性ストッキング・NPPV・尿道留置カテーテル等での発生リスクについて多くのことを学ぶことができました。

またテープ除去方法にて皮膚裂傷が簡単に起こることや、ドレッシング剤の除去方法統一の必要性、スキンテアの予防により表皮剥離の減少、即ちインシデントの減少に繋がる事を改めて学び、褥瘡委員会とリスクマネジメント委員会との協力が今後重要となっていく事を痛感しました。また真皮までの裂創は、看護サイドでの処置が可能である事を初めて知ることができました。このような大きな学術集会初めて参加し、当院の褥瘡委員会の問題点がはっきり見えてきました。

今後は褥瘡委員での医療関連圧迫創傷・スキンテアについて委員での勉強会を行い、知識を深める必要があります。現在は月に一度、法人本部より皮膚・排泄ケア認定看護師の香川さんの来院があります。9月よりラウンド後に勉強会を開いて頂くよう依頼し、まずは委員の知識を深めたいと考えています。またリスク委員会と連携し、テープ類の再検討、保湿を行いスキンテア予防に努め、表皮剥離の件数を1件でも減少させていきたいと思います。

第21回 日本褥瘡学会学術集会

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