医療法人医誠会 看護師募集サイト

学会参加報告

参加学会名

第93回 大阪透析研究会

参加者

透析室 周 兮

参加した感想

アミロイド症の診断と治療の講座でアミロイドになりやすい原因と診断方法、治療などを学んだ。アミロイド症になりやすい原因として、高齢者・透析歴が長い透析患者、また透析液純度の下降と透析膜の適合性下降も直接要因として尿毒症性物質を筋膜に沈降し器官の動作へ影響するといわれている。

治療としてはHDFモードにて透析治療、リクセルにて吸着治療、手術などがあることを学んだ。アミロイド症の患者の病理解剖の写真では、筋膜や関節などの上にたくさん尿毒症性物質が付着し運動や神経の感覚と器官の効能へ影響することがわかった。高齢、長期透析者のリスクが高い。

この講座を受けて、アミロイド症患者の苦痛を理解できた。関節が変形しやすくなるために運動機能も減弱していく、どのように患者の苦痛を緩和しADLをサポートする事を考えられるようになった。貧血の講座では、ESAにより治療されている透析患者ではMCVが正常であっても相対的鉄不足状態である為、含糖酸化鉄を投与し鉄動態が安定化する可能性を研究結論として発表した。

貧血の講座を受けるとHb、T-SAT、血清フエリチンなどの生化データを貧血状態について反映の区別がわかった。

ページの先頭へ