学会参加報告
参加学会名
第23回 日本看護管理学会
参加者
看護部長 山本 百合子
参加した感想
2019年8月23日(金)～24日(土)に新潟県朱鷺メッセにて開催された第23回日本看護管理学会に参加してきました。抄録が事前にネットから閲覧できるようになっており、事前に確認できるようになり重い抄録を持ち運ぶ労力が省略されたことは、進歩だと感じました。
特に印象に残ったのは、今取り組んでいる時間外撲滅に関する内容であった。時間外をなくすためには、個人の力に頼っていては達成できない。行動経済学の観点から理論的に組織で考えることが有用であると述べられた。看護部としても2年目から多種職と連携して業務の見直しを続けてきた結果、一定の成果は出たが時間外0には至っていない現状である。このように環境や業務内容を変革しようとする際に、無関心な職員が少なからず存在する。その人たちを巻き込む手段を考える上で大切なのは、理論を用いることである。例えば、夜勤者のユニフォームを紺色にすることによって、医師は時間外に白いユニフォームの看護師には声掛けをしなくなり、白いユニフォームの看護師が減ることで早く帰りたいという気持ちが強くなる。一定の効果が得られているそうです。
そのほかにも、就業時間に音楽を流す・人 物 時間にゆとりを持たすなど、わかりやすい提案がいくつかありましたので、是非とりいれてみたいと思いました。