学会参加報告
参加学会名
第22回 日本褥瘡学会学術集会
演題名
改訂DESIGIN-R 2020 スキン-テア 医療機器圧迫損傷
参加者
6階 回復期リハビリテーション病棟 武田 耕二郎
参加した感想
改訂DESIGIN-R 2020
前回の改訂から12年が経過し、新たな研究データを元に、深さの項目と炎症/感染の部分が見直されることとなりました。
深さの項目内に、DUとして深さ判定不能の部分に深部損傷褥瘡(DTI)が含まれている状態でしたが、新たに深部損傷褥瘡(DTI)の項目が組み込まれる予定です。
炎症/感染の項目内に、臨界的定着疑い(Critical Colonization)の項目が組み込まれる予定です。
当院でも改訂が実施された後、褥瘡対策委員会を中心に研修を開き、速やかに移行できるよう準備を行っていきたいと考えています。
スキン-テア
スキン-テアに関して、システム構築は行いましたが、予防管理の部分は外用薬を中心にアプローチしているのが現状です。スキン-テアへのアプローチとして、栄養管理が必要不可欠な状態です。今後、管理栄養士との関わり方を検討していき、発生予防の部分を確立していくとともに、発生時の対応方法やスキン-テアラウンドの実施方法も検討していきたいと考えています。
医療機器圧迫損傷
医療機器圧迫損傷は、弾性ストッキングやNPPVマスクなどを中心に、症例検討やマニュアル整備が行われています。当院でも弾性ストッキングに関するマニュアル案は作成できていますが、医療機器は無数にあるため対策が遅れているのが現状です。今後は予防対策を行えるように、医誠会本部褥瘡対策室と協力しマニュアル整備を行っていきたいと考えています。