学会参加報告
参加学会名
第15回クリティカルケア学会学術集会
参加者
田中 佑太
参加した感想
クリティカルケアを支える建築デザインの知恵とワザ~理想の院内環境を作るために、取り組むべきこと、考えること~の招聘講演を聴講してきました。
よりよい環境作りには「行うべきコミュニケーション」と「考えるべきポイント」の二つがあります。この二つのうち「行うべきコミュニケーション」の欠如が最も大きな壁を作っていることが多いと学びました。
一見会話が通じているようになってしまっているところが恐ろしい所で、噛みあっていない、結果、臨床現場のスタッフがストレスを抱え、最終的には泣き寝入りという事が往々としてあります。現場では外来スタッフと、病棟スタッフ、同じ言語を話しているにもかかわらず、すれ違いや、思いが違ったりすることがあります。また医師、主治医とも、地域連携室とも同じゴールを目指しているにもかかわらず、食い違いなどが発生し、それに伴い、在院日数の延長や、治療の延長などと患者さんにとって不利益な事象が発生することもあります。
外来ではPFM担当看護師を配置し、「行うべきコミュニケーション」のエラーを最小限にし、患者さんが最善で転帰を迎えれるようしていきたいと思います。