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学会参加報告

参加学会名

第5回 大阪府看護学会

参加者

5F病棟 夜久 喜子

参加した感想

超高齢化社会の中で人生の最後を病院で迎える方は、今まで以上に増加していく。
当院の入院患者のほとんどが高齢者の方であるが、5F病棟での平均入院期間は2週間程度であるため、当病棟での看取りを行うケースは少ないのが現状である。そのため、スタッフが患者の終末期・看取りに関しての看護の役割について、なかなかカンファレンスを通してどのように考えているのかわからなかった。
「デスカンファレンスから見える終末期患者への関わり方の意識調査」の口論を聞き、改めてデスカンファレンスの必要性を感じた。今までは、急変した時や家族と十分に関われなかった事例などに関してのデスカンファレンスを行ったが、十分な段階を経た事例であっても、デスカンファレンスを行う必要があると学んだ。
口論の中のまとめでは、1.患者だけでなく家族への関わりの意識の向上 2.患者家族への支援の意識向上 3.カンファレンス回数が多いほどケアへの意識が高まるとされていた。やはり、ラウンドでの指摘を通してケアを行ったりするのではなく、カンファレンスを通して自分たちが行うべきことを自覚していく事が、ケアの充実や患者家族への関わり・支援につながるのであると学んだ。
また、今まで自分が参加してきたデスカンファレンスでは「~できなかった。」「~すればよかった。」などの反省が多かったと思う。自分たちの看護を振り返る中で、今後の向上を目指し反省点が多く出てくる事は当然かもしれない。しかし、ファシリテーターとなる自分が、カンファレンスを通して皆が行ったケアを褒めていく事で、スタッフの看護の自信に繋げていく事が大事だと考えた。

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