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学会参加報告

参加学会名

第5回 大阪府看護学会

参加者

8階病棟 西川 恵子

参加した感想

平成29年12月9日大阪府立国際会議場で開催された第5回大阪府看護学会に参加してきました。急性期、慢性期、在宅と多種多様の研究で聞くものに迷いました。
看護としてどうしたら患者様の満足のいく看護ができるのか、問題にぶち当たり、そこから安全な取り組み、研究がおこなわれている。そして、スタッフや多種機能との連携や意見交換、問題点を共有して結果へ導いていく、大変な苦労があったと思います。私が講演をきいた中で一番共感を得たのが、急性期病棟から緩和ケア病棟へ送り出すまでの看護師の思いでした。癌告知をされた患者を緩和ケア病棟へ転棟するのに、どうやって患者を緩和ケア病棟への理解をもってもらえるか、緩和病棟へ移動してからすぐに亡くなってしまったということを耳にすると、患者や家族へ不安や病院から見放されしまったという悲壮感が高まってしまう。そこで問題点として看護師が緩和ケア病棟へ転棟する時期への難しさや急性期病棟はなかなかカンファレンスを持つ時間がなく多種チームとの連携も十分にできないまま転棟しまう事が多い、結論として患者の意向に沿いつつ、良いタイミングで転棟するには余命や進行を予測し早期から患者家族の意向の確認、調節していくことが必要であり、コミュニケーション能力を磨き、サポートチームを活用して働きかける事が重要であると課題を掲げていた。
当院でも緩和チームを立ち上げて活動されているが、本当に患者の思い、今の状況がどうなのか、今どうしたいのか、病院にいることがベストなのか、疼痛コントロールができているだけでいいのか、人生のなかで何かしたい事はないのか、などさまざまな面でもっと会話を持ち情報を集め、看護師としてできるものがあるのではないかと感じました。
この公演を聴いて、改めて緩和ケアについて、本人、家族への思いをどう伝えたらいいのか問題が多くあると思いました。

第5回大阪府看護学会に参加しました

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